日本のメジャーな人形と言えば雛人形。その道の匠が魂込めて作り上げる。我が家にも少し前からお雛様が突如として現れた。



　もともと雛祭りは宮廷子女の雛遊び（今でいう人形遊び）として「儀式的なもの」ではなかった。江戸時代になるとその人形遊びと、桃の節句という頃合いが融合し現在の行事「雛祭り」が出来上がったとされる。



　「いけませぬ若様！！また武芸を怠られてこんなところに！！」



　「ちょっとブレててもイケメンはイケメンでござる。おなごよ、一緒に弓でもどうか？」



　笛「隣の奴はしゃぎすぎでござらんかJK。」



　「ふぉっふぉ。亀の甲より年の功。」



　「はやく帰ってゲームしたい…」



　「んも～」



　「何この人たち。」



　一点一点手作業という点を除けば、美少女フィギュアと通じるものがある。おっと待てよ、格式高き伝統と一緒にするな。と思う方がいるかもしれない。だが、日本の人形遊び、人形集めは幾分昔からあるのだ。市松人形もその一つ。市松人形は裕福な「大人」が遊ぶために買われていたのだ。いい年こいて着せ替えなんかする大人。現在と比べてもむしろレベル高い。



　「人選ミスですわね。」「ああ。」